中国との藤村文学賞

 小諸市が中国南京大学との間で「藤村文学賞」を設けてから20年になります。今年の受賞者らが、このほど小諸市を訪れ、 小諸市日中友好協会が、その受け入れをお膳立てしました。会員の家で、学生のホームステイを引き受けることになり、我が家にも、 大学3年生の女性が投宿しています。受賞者の半分は日本語学科の3,4年生ですが、半分は大学院生です。日本語や日本への留学の意欲も、 相当に高いようです。我が家に投宿している学生も、将来は大学院へ進んで研究を続けるか、あるいは就職するか、 まだ決めていないということです。

 中国は自由化が進み、学生の研究も大学の研究テーマも、10数年前とは様変わりしているようです。当時、大学の先生といえども、 政府の決めた方針で研究テーマが与えられ、自分の好き勝手はできなかった、と、関係の教授から聞きました。今の学生たちは、企業に入るか、 大学に残って研究するか、ある程度は自分の選択ができると言うことでしょうか。変革と、中国という国の底力を感じます。今でも、 学生たちの勉強の意欲、勤勉さは、日本の大学生よりも勝っているように思えます。真面目で勤勉な(全部がそうではないかも知れませんが) 彼らに、拍手を送りました。

 一方、小諸の看護学校に来て看護婦になる勉強をしているという中国の女性たちとも逢いました。まず日本語を学び、 更に看護学を学んで、将来も日本で働きたい、というのです。労働力の移入制度とは別に、実際に変化が進んでいる事を、 目の当たりにしています。彼女たちが看護師として働いてくれる事はうれしい限りですが、さてこの町の、あるいはこの地域の、 この国の若者たちの働く場、働く仕事は、どうなるのだろうかという、不安も別の部分で出てきます。 グローバル化の際どい面ということでしょうか。

 

投稿者 ranran : 23:19 | コメント (0)