中国古代史
中国古代を舞台にした小説は面白いが、時代や人物が輻輳していて、理解に手間がかかる。 このごろ宮城谷昌光氏の作品をいくつか読んだが、商、周革命を背景にした「太公望」を初め、覇権の時代、春秋・戦国時代のものが多い。 周王朝が成立したのは紀元前1100年頃のことだ。前770年からの覇王の時代、名君や英雄が出るいわゆる春秋時代。 前400年から諸子百家の戦国時代、そして前221年の秦の始皇帝による中国統一。そのあと、前200年に項羽と劉邦の争いから、 漢が成立するという流れが、やっと頭に入ってくるようになった。日本はまだ弥生時代で、卑弥呼が魏に使いを送った時代の有名な「三国志」 は紀元後220年頃からだ。
殷(商)時代はもちろん、周の時代も、金属はまだ青銅器だった。鉄が普及し始めたのは戦国時代らしい。このころ、「金」 というのは銅の事だったという。紙はもちろん無い。文字は木簡(木や竹の板に書いたもの)か金器に彫られたものだったろう。 資料も少ない中で、人物像に迫っていく作業はどんなものだろうか。宮城谷さんの描く人物の価値というのか「偉さ」は、「徳」をもってはかる、 ということらしい。中国の現在の倫理観はどうなのかなと、ふと思いつつ、中国古代史を楽しんでいる。もう少しさかのぼって、伊尹 (商初期の宰相)を読んでみたい。
投稿者 ranran : 2008年07月01日 14:11
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